長距離ドライブの準備は、出発の1週間前から始めると間に合います。そして2026年のシルバーウィークは、9月19日(土)から9月23日(水)までの5連休です。
ちなみに9月21日が敬老の日、9月22日が国民の休日、9月23日が秋分の日という並びで、9月に5連休が成立するのは2015年以来11年ぶりになります。
そこでこの記事では、1週間前にやること、前日にやること、そして今年ならではの注意点を整理します。
長距離ドライブの準備を「1週間前」に始める理由
まずチェックの結果、整備や部品交換が必要だと分かった場合、その予約枠を確保する時間が要ります。
ところが連休直前は、整備工場もディーラーも混み合います。したがって前日に気づいても間に合いません。
つまり今週末に確認して、必要なら来週前半に入庫する。この段取りが現実的です。
1週間前に確認する6項目
タイヤ
まず長距離ドライブで最も重要な項目です。 なぜなら高速走行、荷物と乗員による積載増、夏場の高い路面温度という3つが重なるからです。実際、この条件ではタイヤへの負担が普段とは比較になりません。
そこで見るべきは4点です。
- 溝の深さ:スリップサインが出ていないか。摩耗が進んだタイヤは、雨天時の排水性能が大きく落ちます
- 側面の亀裂やひび割れ:ゴムの劣化のサインです
- 偏摩耗:内側だけ、外側だけが減っていないか
- 製造年週:側面に4桁の数字で刻印されています。年数が経ったタイヤは、溝が残っていてもゴムが硬化しています
なお不安がある場合は、この段階で相談してください。というのは連休中に交換しようとしても、サイズによっては在庫がないからです。
エンジンオイル
次に量と交換時期を確認します。具体的には平坦な場所で、エンジンを止めて数分置いてから、一度拭いて差し直すという手順が要点です。
そしてこの夏、渋滞や短距離走行が多かった車は要注意です。なぜなら走行距離が伸びていなくても、オイルへの負荷が大きい可能性があるからです。
内部リンク:エンジンオイルの日常点検、正しいやり方は? →
冷却水・ブレーキ液・ウォッシャー液
いずれもリザーバータンクの液面が、上限と下限の間にあるかを見ます。
とくにウォッシャー液は多めに入れておいてください。 なぜなら9月は秋雨前線と台風シーズンの後半にあたり、雨天走行の可能性が高いからです。しかも虫の付着も、長距離では侮れません。
バッテリー
また夏は、エアコンの使用でバッテリーに負担がかかる季節です。したがってエンジンのかかり具合に普段と違う感触があれば、点検を受けてください。ちなみに出先でのバッテリー上がりは、連休中だと対応に時間がかかります。
ワイパー
さらに拭き取りにムラが出ていないか確認します。というのはゴムは紫外線と熱で劣化するため、夏を越えた後が交換の時期にあたるからです。
前日から当日にやること
タイヤの空気圧
まず荷物と乗員が増える場合、空気圧の見直しが必要です。
具体的には多くの車で、運転席ドアの開口部やフューエルリッドの裏に、乗車人数や積載条件に応じた指定空気圧が記載されています。そこでその指定範囲内で調整してください。 ただし独自の判断で大きく上げるのは適切ではありません。
荷物の積み方
次に積み方です。
- 重い荷物は下に、なるべく前寄りに積む
- 後方の視界を塞がない高さに抑える
- 急ブレーキで前に飛んでこない配置にする
つまり車内の荷物は、衝突時に凶器になります。したがって積み方は安全に直結します。
灯火類
そしてヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカー、ハザード。誰かに手伝ってもらうか、壁や窓に映して確認します。なぜならブレーキランプの球切れは、自分では気づきにくい項目だからです。
今年の高速道路で注意すべきこと
ETC休日割引が適用除外
まず今年のシルバーウィークは、9月19日から23日の5日間すべてでETC休日割引が適用除外になると発表されています。 したがって土日の利用で割引を見込んでいた場合、通常料金になります。
ちなみに2026年度はゴールデンウィークやお盆、年末年始に加えて3連休も適用除外とされており、シルバーウィークも同じ扱いです。そのため予算を組む際は注意してください。
なお割引の適用条件は、変更される可能性があります。したがって出発前にNEXCO各社の公式発表で最新情報を確認してください。
混雑の分散
また11年ぶりの5連休ということもあり、高速道路各社は渋滞緩和のため分散利用を呼びかけています。つまり連休初日と後半のピークを外せる予定なら、それだけで所要時間が変わります。
天候
さらに9月は、台風シーズンの後半です。そこで出発前と道中で、気象情報と交通情報の確認を習慣にしてください。
長距離ドライブの準備で見落とされやすい「オイルへの負荷」
実は高速道路での連続走行は、車にとって必ずしも過酷な条件ではありません。なぜなら油温が安定した領域に保たれ、走行風による冷却も得られるからです。要するに渋滞や短距離走行の繰り返しのほうが、エンジンオイルには厳しい条件です。
ただし連休のドライブでは、両方が起こります。具体的には目的地までの高速巡航と、行楽地周辺での渋滞。そして荷物を満載した状態での登坂。つまりこの組み合わせは、日常の使い方とは明確に違う負荷になります。
内部リンク:猛暑を走り切ったエンジンオイルに何が起きているか →
帰宅後にやっておきたいこと
連休が終わったら、次の3つを済ませておくと安心です。
まず空気圧を通常の指定値に戻す。 積載条件に合わせて調整した場合、そのままにしないでください。
次に洗車する。 とくに海沿いを走った場合は、下回りの塩分を洗い流しておきます。
最後にもう一度オイル量を見る。 なぜなら長距離を走った後は、出発前との比較ができるからです。そして明らかに減っている場合は、点検が必要です。
なお9月21日から30日までは、秋の全国交通安全運動の期間にあたります。ちなみに最終日の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」に設定されています。しかも連休の移動と重なる期間であり、行楽地周辺では普段より歩行者や自転車が多くなります。
長距離ドライブの準備に合わせたオイル選び
そのうえで、出発前に交換しておく判断もあります。とくに前回の交換から期間が空いている場合、連休前がちょうど区切りになります。
国産車の場合
まずRAVENOL SMO SAE 5W-30 は、API SQ / ILSAC GF-7Aの正式承認を取得した製品です。つまり最新の内燃機関要求に対応しています。
具体的には優れた熱酸化安定性を備え、幅広い車種に対応します。したがって国産車の高品質スタンダードとして選びやすい1本です。
輸入車の場合
一方RAVENOL HLS SAE 5W-30 は、BMW LL-04およびMB 229.51 / 229.52の正式承認を取得しています。
さらに加減速が激しいシビアコンディション下でも熱劣化を抑え、安定した油膜を維持する設計です。つまり渋滞と高速巡航が混ざる連休のドライブは、まさにこの条件にあたります。
ただし輸入車では、自分の車が指定している承認を必ず確認してください。 なぜなら年式とエンジン形式で指定は変わるからです。
内部リンク:
安全な連休になりますように。


